第2期(2000年〜)Deutsche
Tourenwagen Masters
2000年より、過去の失敗に基づきメーカー間の協力の元、Deutsche Tourenwagen
Mastersと名称も改め復活した。旧DTMに対し、エンジンはレース専用設計の4リッターV8エンジンとなったが、リストリクター(φ28mm×2個)の装着が義務づけられ出力制限を受け、駆動方式はリア駆動に限定され(4WDは禁止)、ABS・トラクションコントロールなどの電子デバイスの使用も禁止されている。
また、市販の2ドア車両(2004年から4ドア)の形をしているが、シャシーは鉄製のパイプフレームで構成され、エンジンはシーズン開幕前に刻印を施された3基のみが利用可能、ギアボックスは事前に承認を受けた標準品のみが使えるといったように、コスト高騰を
防ぐための仕組みが導入されている。
2000年のシリーズ発足当初からメルセデス、オペル、アウディというドイツを代表する3メーカーが参戦し、激戦を繰り広げていた。
しかし、オペルは2005年限りで撤退し、2006年以降はメルセデス・アウディの2メーカーのみが参戦している。 |